健全な職場を作る「アンガーマネジメント」と感情の整理
イライラは、ウイルスのように伝染する。 リーダーの「不機嫌」がチームを壊す前に。怒りをエネルギーに変え、建設的な対話を導く技術。
講座の背景と目的
「上司が機嫌が悪そうだから、報告は後にしよう」。そんな忖度が蔓延する職場では、重大なトラブルの報告が遅れ、組織の生産性は著しく低下します。 特にリーダーの感情は、チーム全体の空気を支配します。本講座は、怒りを我慢する精神修養ではありません。怒りという強い感情の正体を理解し、それを部下にぶつけることなく「問題解決のエネルギー」として活用するスキルを習得し、心理的安全性の高い(=何でも言える)職場を作ります。
本講座の3つの特徴
1. 【感情の伝染】不機嫌は「職務怠慢」である
リーダーがイライラしているだけで、部下は萎縮し、パフォーマンスが下がります。「自分の機嫌を自分で取る」ことは、リーダーに課せられた重要な責務です。感情がチームに与える経済的損失とリスクを認識し、プロフェッショナルとしての振る舞いを再確認します。
2. 【怒りの記録】自分の「地雷」を知る
人はどんな時に怒るのか? 「アンガーログ(怒りの日記)」をつけることで、「自分は時間を守らない人に厳しい」「挨拶がないと許せない」といった、自分特有の「怒りのスイッチ(地雷)」と「価値観(~すべき)」を客観視します。
3. 【叱り方】「怒る」と「叱る」の明確な分離
「怒る」は自分の感情の発散、「叱る」は相手の成長を促す指導です。この2つを明確に区別し、イラッとした瞬間の「6秒ルール(衝動の抑制)」や、感情語を使わずに事実と要望を伝えるアサーティブなコミュニケーション(伝え方)を実践します。
受講後の成果(学習目標)
- 感情コントロール: 突発的なトラブルや部下のミスに対しても、感情的に怒鳴ることなく、一呼吸置いて冷静に対処できる。
- 対話の質向上: 「なんでできないんだ!」という人格否定ではなく、「次はこうしてほしい」という建設的なリクエストができるようになる。
- チームビルディング: 職場のギスギスした空気が解消され、部下が報連相を躊躇しない「風通しの良いチーム」になる。
開催概要
- 対象者: チームリーダー、現場監督、管理職、中堅社員
- 標準学習時間: 4時間(ワークショップ形式)
- 参考価格:
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- 受講料目安: 20,000円~ / 名 5名以上
標準カリキュラム
- リーダーの不機嫌は最大のリスク
- 感情が職場に伝染するメカニズム
- 心理的安全性と生産性の関係
- アンガーマネジメントの基礎理論
- 怒りは「第二次感情」である(奥にある「不安」や「困惑」に気づく)
- 3つの暗号:衝動のコントロール・思考の修正・行動の選択
- 【演習】自分の怒りのタイプを知る(アンガーログ)
- 過去のイライラを書き出し、自分の「~すべき(コア・ビリーフ)」を探る
- 許せる範囲(ストライクゾーン)を広げる思考法
- 怒りを「リクエスト(要望)」に変換する技術
- パワハラにならない叱り方のステップ
- 「私(I)」を主語にしたアイ・メッセージの活用
- チーム内の感情的対立の仲裁
- メンバー同士が衝突した際、リーダーはどう介入すべきか