反論を恐れず建設的に議論する「ディベート・思考」入門
「なぁなぁの会議」を卒業する。 異なる意見を戦わせ、より良い結論を導き出す。ビジネスパーソンのための「知的格闘技」。
講座の背景と目的
日本人は「和」を尊ぶあまり、会議において明確な対立や反論を避ける傾向があります。しかし、全員が同じ意見(グループシンク)では、リスクの見落としやイノベーションの欠如を招きます。
本講座は、特定のテーマについてあえて「肯定側」と「否定側」に分かれて議論する「ディベート」の形式を通じ、論理的に主張を組み立てる力と、相手の意見を冷静に分析・反駁する力を養います。「人格」と「意見」を切り離し、感情的にならずに建設的な議論を行う作法を学び、組織の意思決定力を強化します。
本講座の3つの特徴
1. 【多角的視点】あえて「逆の立場」に立つ
ディベートでは、自分の信条に関わらず、割り振られた立場(肯定・否定)で論陣を張らなければなりません。強制的に逆の立場から物事を見ることで、自分たちの提案の弱点や、競合他社の動き、市場のリスクといった「死角」を発見するメタ認知能力を養います。
2. 【論理構築力】「三角ロジック」の習得
説得力のある主張には必ず構造があります。「主張(Claim)」「根拠(Data)」「論拠(Warrant)」の3要素(三角ロジック)を意識し、論理の飛躍がないかをチェックする習慣をつけます。これにより、思いつきの発言ではなく、構造化された強固なロジックを組み立てられるようになります。
3. 【反論処理】攻撃は最大の防御
優れたディベーターは、相手からの反論を事前に予測し、準備しています。「こう言われたら、こう返す」というシミュレーション能力を高めることで、想定外の質問に慌てることがなくなり、実際のプレゼンや交渉の場でも冷静な切り返しが可能になります。
受講後の成果(学習目標)
- 感情の制御: 会議で反対意見が出ても、「自分への攻撃」ではなく「意見への検証」と捉え、冷静に対処できる。
- 意思決定の質: メリットとデメリットを公平かつ論理的に比較検討し、納得感の高い結論を導き出せる。
- 客観性: 「意見(Opinion)」と「事実(Fact)」を明確に分け、データに基づいた議論ができる。
開催概要
- 対象者: 幹部候補、企画職、プロジェクトリーダー、営業職
- 標準学習時間: 6時間
- 参考価格:
- 受講料目安: 25,000円~ / 名(6名様以上)
標準カリキュラム
- ディベート思考とは(議論はゲームである)
- 日本人が苦手な「議論」の正体
- 「人格」と「意見」を切り離すマインドセット
- 論理の3要素(主張・根拠・論拠)
- 三角ロジック(トゥールミン・モデル)の基礎
- 事実(Fact)と意見(Opinion)の仕分けワーク
- 相手の論理を崩す「反駁」の技術
- 論理の飛躍や矛盾を突く
- メリットとデメリットの比較衡量の仕方
- 【演習】テーマ別ディベートマッチ
- テーマ例:「全社的な在宅勤務の導入(是非)」「成果主義人事の強化(是非)」
- 作戦タイム~立論~質疑応答~第一反駁~第二反駁
- ビジネス会議への応用
- 会議における「悪魔の代弁者(デビルズ・アドボケイト)」の役割
- 意思決定の質を高めるファシリテーション