安売りからの脱却!「高付加価値化」と価格転嫁の進め方
「原材料が上がったのに、値上げできない」を卒業する。 お願い営業はもう終わり。顧客が納得して高いお金を払う“価値”の伝え方と、交渉のロジック。
講座の背景と目的
「値上げを伝えたら、他社に乗り換えられるのではないか…」。 物価高騰や人件費の上昇が続く中、多くの経営者がこの恐怖と戦い、自社の利益を削って耐えています。しかし、適正な利益が出なければ、社員の給与も上げられず、会社の存続すら危うくなります。
本講座は、単なる「苦しいから上げてほしい」という「お願い値上げ」から脱却するための緊急対策講座です。自社の商品・サービスの付加価値を再定義し、顧客にとってのメリット(費用対効果やリスク回避)を数値とロジックで示すことで、適正価格での取引を実現する「攻めの価格戦略」を学びます。
本講座の3つの特徴
1. 【価値の言語化】見えない強みを「資産」にする
「うちは普通の商品だから」と思っていませんか? 機能的な価値だけでなく、短納期対応、小ロット対応、トラブル時のサポート力など、顧客が実は恩恵を受けている「見えない付加価値(サービス)」を棚卸しします。これらを明確な「価値」として言語化し、価格の根拠にします。
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2. 【価格戦略】心理テクニックで「安く」見せる
値上げ=悪ではありません。提示の仕方ひとつで、顧客の納得感は変わります。「松竹梅の法則(極端の回避性)」を使って選びやすく誘導したり、高い価格を先に提示して基準を作る「アンカリング効果」など、即実践できる行動経済学に基づいたプライシング技術を習得します。
3. 【交渉ロジック】「Win-Win」のシナリオ作り
「御社の安定調達を守るために、適正価格が必要」という、相手目線のロジックを構築します。単なるコスト転嫁ではなく、「値上げによって、御社にどのようなメリット(品質維持、優先供給など)が提供できるか」を語ることで、ビジネスパートナーとしての対等な関係を築きます。
受講後の成果(学習目標)
- 適正価格の設定: コスト積み上げ方式だけでなく、顧客が感じる価値(バリューベース)に基づいた「本来あるべき価格」を設定できる。
- マインドセット: 「値上げは顧客への裏切り」という思い込み(デフレマインド)を払拭し、自信を持って提案できるようになる。
- 交渉力: 顧客のタイプ(論理派・感情派など)に合わせた交渉シナリオを描き、着地点を見極められるようになる。
開催概要
- 対象者:
- 経営者、営業本部長、営業責任者
- 原材料高、エネルギー高、人件費高騰に苦しむ企業
- 長年価格を据え置いており、値上げのタイミングを逃している企業
- 学習時間: 6時間(1日コース)
- 参考価格:
- 受講料目安(一般参加): 40,000円 ~ / 名(6名様から)
標準カリキュラム
- なぜ安売りしてしまうのか(デフレマインドの払拭)
- 「良いものを安く」は美徳ではない
- 利益が出ないことによる「顧客へのデメリット」とは
- 価値の方程式(価値=メリット÷価格)
- 顧客は「価格」ではなく「納得感」を買っている
- 競合と比較すべきは「安さ」ではなく「違い」
- 値上げのための「付加価値」発見ワーク
- 自社の「強み」と「顧客の悩み」の接点を探す
- 提供しているのに請求していない「タダ働き」の洗い出し
- 心理的ハードルを下げる価格の見せ方
- 松竹梅(3段階価格)による誘導テクニック
- オプション戦略による単価アップ
- 顧客タイプ別・価格転嫁の交渉トーク
- 論理的(データ重視)な顧客へのアプローチ
- 感情的(関係重視)な顧客へのアプローチ
- 【ロールプレイング】値上げ交渉の実践