決まらない会議を終わらせる「ファシリテーション」実践講座

「また時間切れで持ち越しか…」 ただの司会進行ではありません。参加者の知恵を引き出し、納得感のある「結論」を導き出す、会議の操縦技術。

講座の背景と目的

日本企業の生産性が低い最大の要因は「会議」にあると言われています。「誰も発言しない」「話が脱線して戻らない」「声の大きい人の意見だけで決まる」。これらはすべて、ファシリテーション(プロセス管理)の不在が原因です。

本講座は、単なる司会進行テクニックではありません。会議のゴール(目的)を設計し、参加者の意見を可視化・整理しながら、対立を乗り越えて「合意形成」に導くための実践スキルを習得します。ダラダラとした定例会議を、価値を生み出す「意思決定の場」へと変革します。

本講座の3つの特徴

1. 【事前設計】会議は「準備」が8割

ファシリテーションは会議室に入る前から始まっています。「何が決まればゴールなのか(終了条件)」を明確にし、誰を呼ぶべきか、どのような時間配分で進めるかという「アジェンダ設計」のノウハウを学びます。

2. 【可視化】議論を空中戦にしない「板書」スキル

議論が噛み合わないのは、言葉だけでやり取り(空中戦)をしているからです。ホワイトボードやオンラインツールを使い、意見を書き出し、構造化して整理する「スクライビング(板書)」の技術を習得し、全員が同じ土俵で議論できる環境を作ります。

3. 【合意形成】対立を「納得解」に変える

意見の対立は悪いことではありません。安易な多数決や妥協に逃げず、対立する意見の背景にある意図を掘り下げ、全員が納得できる「第3の案(納得解)」を見つけ出す合意形成のステップを実践します。

受講後の成果(学習目標)

  • 時間短縮: 会議の脱線や停滞がなくなり、短時間で密度の濃い議論ができるようになる。
  • 参加意欲: 「意見を言っても無駄」という空気が消え、メンバーが主体的に発言するようになる。
  • 決定力: 「なんとなく決まった」ではなく、全員が腹落ちした状態で決定事項を実行に移せる。

開催概要

  • 対象者: 管理職、プロジェクトマネージャー、会議主催者、チームリーダー
  • 標準学習時間: 4時間~6時間(模擬会議ワークショップを含む)
  • 参考価格:
    • 受講料目安: 25,000円~ / 名(5名様から)

標準カリキュラム

  1. ファシリテーターの役割と心構え
    • 司会者との違い(プロセスに責任を持つ)
    • 中立的な立場と心理的安全性の確保
    • 会議の「発散」と「収束」のダイヤモンドモデル
  2. 議論を活性化させる「問いかけ」の技術
    • 沈黙を破る「呼び水」となる質問
    • 抽象的な意見を具体化する「深掘り質問」
    • 拡散した議論を枠に戻す「要約と確認」
  3. 議論を整理する「可視化(板書)」の技術
    • ホワイトボードの使い分け(発散エリアと決定エリア)
    • 意見の関係性を図解する(対立、包含、因果)
  4. 対立を乗り越える合意形成のステップ
    • 意見(Opinion)の奥にある前提(Context)を探る
    • コンフリクト(葛藤)解消のアプローチ
    • 決定手法の使い分け(合議、多数決、一任)
  5. 【演習】模擬会議ファシリテーション
    • 難易度の高いシナリオ(声が大きい人、否定的な人がいる会議)での実践
    • 講師と他受講者からのフィードバック