経営幹部のための「リスクマネジメントとBCP」策定講座
災害、不祥事、サイバー攻撃…。 「想定外」で会社を潰さない。あらゆる危機から事業を守り、早期復旧させるための鉄壁の守り。
講座の背景と目的
企業の存続を脅かすリスクは、地震や台風だけではありません。ランサムウェアによるデータ人質、SNSでの不祥事拡散、取引先の倒産による連鎖倒産。これら現代のリスクに対し、従来の「防災マニュアル」は役に立ちません。
本講座では、経営幹部として認識すべき最新の「リスクマップ」を作成し、いざという時に事業を止めない、あるいは早期復旧させるための「BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)」を策定します。分厚いマニュアルを作って終わりではなく、緊急時に経営者がどう判断し、どう指示を出すかという「動ける組織」を作るための演習重視のプログラムです。
本講座の3つの特徴
1. 【最新リスク対応】地震からサイバーまで
「BCP=地震対策」という古い認識を捨てます。近年、中小企業で急増している「サイバー攻撃(情報漏洩)」や、感染症パンデミック、サプライチェーンの寸断など、現代企業が直面する多様なリスクを網羅し、優先順位をつけて対策を講じます。
2. 【A4一枚】「使えるBCP」への転換
「分厚いファイルを作ったが、誰も読んでいない」。これが最大の失敗例です。本講座では、中小企業庁の「事業継続力強化計画」認定制度(税制優遇あり)にも準拠しつつ、緊急時に全社員が携帯して即座に行動できる「A4一枚の初動アクションプラン」や「ポケットカード」の作成手法を学びます。
3. 【初動シミュレーション】机上訓練で「判断」を磨く
BCPの肝は、発生直後の数時間の動きです。「明日、震度6強の地震が起き、工場が停止したら?」というシナリオに基づき、情報の収集、安否確認、顧客への連絡、資金繰りの確保といった意思決定をリアルタイムで行う机上訓練(シミュレーション)を実施します。
受講後の成果(学習目標)
- リスク評価: 自社の事業を脅かすリスクを洗い出し、発生確率と影響度でマッピング(可視化)できる。
- 体制構築: 緊急時の指揮命令系統(誰が対策本部長になるか)と、安否確認・情報収集のルールを確立できる。
- 対外信用: 大手取引先や銀行からの「BCPは策定していますか?(サプライチェーン強靭化)」という問いに、自信を持って答えられるようになる。
開催概要
- 対象者:
- 経営幹部、総務部長、リスク管理責任者
- BCPを作ったことはあるが、机の奥で眠っている企業
- 取引先(大手企業)からBCP策定を強く求められている企業
- 防災意識を高めたい工場長・拠点長
- 学習時間: 4時間 ~ 6時間(半日~1日コース)
- 参考価格:
- 受講料目安(一般参加): 20,000円 ~ 40,000円 / 名(5名様以上)
標準カリキュラム
- 中小企業を取り巻くリスクの現状と倒産事例
- 「想定外」という言葉はもう通用しない
- 地震だけではない、サイバー攻撃とサプライチェーンリスク
- BCP策定企業と未策定企業の「復旧スピード」の差
- 経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を守るリスク対策
- 【ヒト】安否確認システムの導入と代替要員の確保
- 【モノ】ハザードマップ確認とサーバーのバックアップ
- 【カネ】緊急時の手元資金確保と保険活用
- 実効性のある「BCP(事業継続計画)」策定のポイント
- 中核事業(何を守るか)の絞り込みと、目標復旧時間(RTO)の設定
- 「事業継続力強化計画(経産省認定)」取得のメリット
- 【演習】緊急事態発生!その時どう動く?(机上訓練)
- シナリオ提示:X月X日 14時、震度6強発生。社長不在。
- 情報収集~意思決定~指示出しのロールプレイング
- 平時の備えと訓練・見直しのサイクル
- BCPを形骸化させないための年1回の訓練手法
- 備蓄品リストとベンダー連絡網の整備