部門の壁を突破する!「社内調整力」と合意形成スキル
「営業 vs 製造」「現場 vs 経理」。 社内の対立を解消し、全体最適で物事を進める。組織を動かす「ネゴシエーター(調整役)」へ。
講座の背景と目的
管理職の仕事の半分は「調整」だと言っても過言ではありません。しかし、多くのリーダーが「あの部署は頭が固い」「話が通じない」と嘆き、セクショナリズム(部門ごとの縄張り意識)の壁に阻まれてプロジェクトを停滞させています。
本講座は、利害が対立する他部門と粘り強く交渉し、こちらの要望を通しつつ相手の顔も立てる「社内政治力(ポジティブな意味での)」と「合意形成スキル」を磨く実践プログラムです。自部門の利益だけでなく、会社全体の利益(全体最適)のために汗をかける幹部を育てます。
本講座の3つの特徴
1. 【キーマン攻略】組織力学と「根回し」の技術
会議でいきなり提案して玉砕していませんか? 意思決定の裏には、必ず組織の力学とキーパーソンが存在します。組織図には載っていない「実質的な決定権者」や「反対勢力」を見極めるステークホルダー分析を行い、会議の前に勝負を決めるための正しい「根回し」の手順を学びます。
2. 【利害調整】「部分最適」から「全体最適」へ
他部門との対立は、「互いの正義」のぶつかり合いです。自部門の論理だけを押し付けても合意は得られません。「なぜ相手は反対するのか?」という背景(相手のKPIや事情)を理解し、対立(コンフリクト)を恐れず、会社全体にとって最善の「妥協点(Win-Win)」を探る交渉術を習得します。
3. 【心理戦】「返報性」と信頼残高
無理な依頼を通すには、日頃の信頼関係がモノを言います。「以前助けてもらったから」という「返報性の法則(借りを返したい心理)」や、社内における「貸し借り」のメカニズムを理解し、いざという時に協力してもらえる「信頼残高」の貯め方を学びます。
受講後の成果(学習目標)
- 突破力: 「部門の壁」に怯むことなく、必要な協力要請やリソースの確保ができるようになる。
- 合意形成: 反対意見を持つ相手とも建設的に議論し、納得感のある結論(落としどころ)へ導くことができる。
- 視座の向上: 自部門の都合だけでなく、全社的な視点から物事を判断できる経営幹部としての視座が身につく。
開催概要
- 対象者: 課長、部長、プロジェクトマネージャー、経営企画担当
- 標準学習時間: 6時間(ロールプレイングを含む)
- 参考価格:
- 受講料目安: 25,000円~ / 名(5名様から)
標準カリキュラム
- なぜ社内調整が必要なのか(組織の論理)
- セクショナリズムはなぜ生まれるのか
- 調整力のないリーダーが部下を不幸にする理由
- ステークホルダー分析とキーマン攻略
- 影響力と関心度で見る「関係者マップ」の作成
- キーマンのタイプ別攻略法(論理派、感情派、権威派)
- 対立(コンフリクト)の解消とWin-Winアプローチ
- 相手の「立場(Position)」ではなく「利害(Interest)」に注目する
- 対立を創造的な解決策に変える「統合型交渉」
- 【演習】他部門への「無理な依頼」を通すシミュレーション
- ケーススタディ:納期短縮を製造部に依頼する
- 「No」と言われた時の切り返しと代替案提示
- 信頼残高を貯める日頃のコミュニケーション
- 社内ネットワークの構築とメンテナンス
- 根回しの作法とタイミング