100年企業を作る「経営理念」再構築と浸透の仕組み
社長の想いは、社員に届いていますか? 「人が辞めない」「自ら動く」強い組織を作る。額縁のお飾りではない、戦略としての“言葉”の力。
講座の背景と目的
「経営理念はあるが、額縁に飾っているだけで誰も覚えていない」「先代の言葉が古臭く、若手社員に響かない」。そんな悩みはありませんか? 経営理念は、単なるスローガンではありません。迷った時の判断基準であり、優秀な人材を採用・定着させるための最強の経営資源です。特にZ世代を中心とした若手は、「給与」以上に「この会社は何のために存在するのか(パーパス)」を重視して就職先を選びます。
本講座では、経営者の頭の中にある想いや創業の精神を言語化し、現代に合わせたミッション・ビジョン・バリュー(MVV)へと再構築します。さらに、作っただけで終わらせず、評価制度や日々の業務とリンクさせ、現場の社員が「自分事」として行動できる「浸透の仕組み」までをセットで構築します。
本講座の3つの特徴
1. 【言語化】暗黙知を「伝わる言葉」へ
「言わなくても分かるはず」は通用しません。経営者の頭の中にある熱い想い、こだわり、譲れない一線(暗黙知)を徹底的に掘り起こし、社員や顧客の心に響く明確な「共通言語(形式知)」へと変換します。
2. 【現代版アップデート】MVVとSDGs
「和」や「誠実」といった抽象的な言葉だけでなく、現代のビジネス環境に合わせ、「我々は何のために存在するのか(Mission)」「どこを目指すのか(Vision)」「どう行動すべきか(Value)」というMVVのフレームワークを用いて整理します。SDGsや人的資本経営の文脈も取り入れ、社会的な存在意義を再定義します。
3. 【浸透の仕組み化】評価と連動させる
唱和させるだけでは理念は浸透しません。「理念(バリュー)を体現した行動」を人事評価制度に組み込み、称賛し、昇給・昇格に反映させる具体的な仕組みを設計します。「理念を守ることが、自分の得になる」という構造を作ることで、絵に描いた餅で終わらせません。
受講後の成果(学習目標)
- 採用力強化: 自社の価値観(カルチャー)が明確になり、それに共感する人材(カルチャーフィット)が集まるため、ミスマッチによる早期離職が減る。
- 自律型組織: 「社長ならどうするか?」ではなく「理念に照らして正しいか?」という判断基準ができるため、社員が自律的に動けるようになる。
- 事業承継: 創業の精神(DNA)を残しつつ、後継者自身の言葉で新しい時代の指針を示すことができ、スムーズな代替わりが実現する。
開催概要
- 対象者:
- 経営者、後継者、経営幹部
- 創業社長から代替わりするタイミングの後継者
- 「社員との温度差」や「離職率の高さ」に悩む経営者
- 周年記念などでリブランディングを行いたい企業
- 学習時間: 6時間 ~ 7時間(1日ワークショップ形式)
- ※理念策定に特化した2日間合宿コースや、幹部合同研修へのアレンジも可能です。
- 参考価格:
- 受講料目安(一般参加): 30,000円 ~ 50,000円 / 名
標準カリキュラム(タイムテーブル例)
- 【10:00】なぜ今、「経営理念」が最強の戦略なのか
- 人手不足倒産を防ぐ「求心力」としての理念
- Z世代・優秀層が選ぶのは「給与」より「パーパス(意義)」
- 伸びる企業と衰退する企業の理念活用法の違い
- 【11:00】自社のDNA発掘ワーク(過去~現在)
- 創業の原点、過去の危機を乗り越えた「判断基準」を探る
- 自社が社会に提供している「真の価値」とは何か
- 【個人ワーク】「こだわり」と「譲れない一線」の棚卸し
- 【13:00】未来を拓く理念の再構築(MVV策定)
- Mission(使命): 我々は何のために存在するのか(永遠の目的)
- Vision(将来像): 10年後、どんな景色を見たいか(具体的な目標)
- Value(価値観): 大切にすべき行動規範(日々のルール)
- 【グループワーク】響く言葉へのブラッシュアップ
- 【15:00】絵に描いた餅にしない「浸透・運用」の仕組み
- 額縁から手帳へ(クレドカード・ブランドブックの作成)
- 理念と人事評価の連動(バリュー評価項目の作成)
- 朝礼、会議での「理念対話」の進め方
- 【16:30】経営者によるコミットメント宣言
- 作成した理念(案)の発表
- 明日から社員にどう語りかけるか(ストーリーテリング)