チームの課題を解決する「質問力」と問題発見スキル

答えは、相手の中にある。 「指示」だけでは人は動かない。適切な「問い」を投げかけ、メンバーの思考と行動を変える。

講座の背景と目的

「何度言っても伝わらない」「メンバーから良いアイデアが出てこない」。 その原因は、リーダーが「答え」を言いすぎていることにあるかもしれません。一方的な指示命令は、メンバーの思考停止を招きます。

本講座は、リーダーに求められるファシリテーション能力の一つである「質問力(Questioning)」に特化した研修です。良質な問いを投げかけることで、メンバー自身に「気づき」を与え、チーム内に潜む見えない課題を発見し、解決策を自ら考えさせる「自走するチーム」を作ります。

本講座の3つの特徴

1. 【質問の技術】思考を広げ、深める

質問には機能があります。会話を広げる「オープン・クエスチョン」と決断を促す「クローズド・クエスチョン」。あるいは、可能性を探る「未来質問」と原因を探る「過去質問」。これらの種類と効果を理解し、状況に応じて意図的に使い分ける技術を学びます。

2. 【問題発見】「犯人探し」から「原因究明」へ

問題が起きた時、「なぜ(Why)ミスをしたんだ?」と問えば、それは個人の責任追及(犯人探し)になり、相手は言い訳を始めます。「何が(What)原因だったのか?」と問えば、それは構造上の問題解決になります。心理的安全性を壊さずに、本質的な課題にたどり着く問い方を習得します。

3. 【会議活用】知恵を集める「質問会議」

「質問会議(アクション・ラーニング手法)」の要素を取り入れます。リーダーが一方的に喋るのではなく、問いかけによってメンバー全員の脳を稼働させ、短時間で多角的な視点から解決策を導き出す、生産性の高い会議運営手法を実践します。

受講後の成果(学習目標)

  • 主体性の向上: 「どうすればいいですか?」という指示待ちの姿勢から、「私はこうしたい」という提案型の姿勢へメンバーを変えることができる。
  • 課題解決力: 表面的な現象に惑わされず、質問を繰り返すことで真因(ボトルネック)を特定できる。
  • 関係性の改善: 押し付けではなく「尋ねる」スタンスを持つことで、メンバーとの信頼関係が深まる。

開催概要

  • 対象者: チームリーダー、プロジェクトリーダー、OJT指導員
  • 標準学習時間: 4時間(ワークショップ中心)
  • 参考価格:
    • 受講料目安: 20,000円~ / 名(6名様から)

標準カリキュラム

  1. リーダーに求められる「問う力」
    • 「答えるリーダー」から「問うリーダー」へのパラダイムシフト
    • 質問が脳に与える影響(空白を埋めようとする本能)
  2. 良い質問と悪い質問
    • 尋問(詰める)と質問(問う)の違い
    • 誘導尋問(答えありきの質問)の弊害
  3. 思考を操る質問のテクニック
    • 視点を変える質問(「もし社長だったらどうする?」)
    • チャンクダウン(具体化)とチャンクアップ(抽象化)
  4. 【演習】チームの課題を解決する「質問会議」
    • 実際の現場課題を持ち寄り、質問だけで解決の糸口を探る
    • フィードバックによる「問いの質」の向上
  5. 自問自答によるセルフマネジメント
    • 自分自身に良い質問を投げかけ、メンタルを整える