ハラスメントの加害者にも被害者にもならないための知識

「そんなつもりはなかった」が、一番怖い。 無自覚なハラスメントに気づき、加害者にも被害者にもならない、互いに尊重し合う職場へ。

講座の背景と目的

ハラスメントは、上司から部下への行為だけではありません。同僚間のいじめ、部下から上司への突き上げ(逆パワハラ)、そして性的指向や介護に関する無神経な言動など、そのリスクは多様化しています。 本講座は、管理職・一般社員を問わず全従業員を対象とした研修です。「自分は大丈夫」という思い込みを捨て、何が相手を傷つけるのかを正しく理解し、誰もが安心して働ける職場環境を作るための基礎知識とマインドセットを醸成します。

本講座の3つの特徴

1. 【受け手の感情】「いじり」と「いじめ」の境界線

加害者が「親しみを込めた冗談(いじり)」のつもりでも、受け手が苦痛を感じればそれはハラスメントになり得ます。コミュニケーションのギャップが生まれるメカニズムを理解し、「受け手の感じ方」が基準になるという原則を徹底します。

2. 【多様なハラスメント】SOGI、介護、逆パワハラ

セクハラ・パワハラだけでなく、妊娠・出産(マタハラ)、家族の介護(ケアハラ)、性的指向・性自認(SOGIハラ)など、現代社会で配慮すべき多様なハラスメントを扱います。また、近年増加している「部下による上司への集団無視」などの「逆パワハラ」についても触れます。

3. 【行動指針】「傍観者」にならないために

ハラスメントを見かけた時、見て見ぬふりをする「傍観者」の存在が、事態を悪化させます。被害に遭った時の相談窓口の利用法はもちろん、同僚が被害に遭っている時にどう声をかけ、どう行動すべきかという「第三者の介入」についても学びます。

受講後の成果(学習目標)

  • 自律的な行動: ハラスメントの定義とリスクを理解し、自分の無意識の言動(アンコンシャス・バイアス)を律することができる。
  • 環境改善: 職場内でハラスメントの芽を見つけた際に、適切に注意したり、相談窓口へつなぐことができる。
  • 相互尊重: 立場や価値観の違いを認め合い、心理的安全性の高いチーム作りに貢献できる。

開催概要

  • 対象者: 全社員(管理職、一般社員、契約社員、パート・アルバイト)
  • 標準学習時間: 2時間~3時間
  • 参考価格:
    • 受講料目安: 15,000円~ / 名 (5名様以上)

標準カリキュラム

  1. ハラスメントの基礎知識
    • なぜ今、ハラスメント対策が必要なのか(法的責任と社会的信用)
    • 3大ハラスメント(セクハラ・パワハラ・マタハラ)の定義
  2. 現代型のハラスメントと多様性
    • 無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)と差別
    • SOGIハラ、ケアハラ、テクハラ等の事例
    • 部下から上司への「逆パワハラ」
  3. 「いじり」と「コミュニケーション」の境界線
    • ケーススタディ:その一言は「冗談」か「侮辱」か
    • 飲み会やSNSでの振る舞い
  4. 被害に遭った時、目撃した時の対応
    • 社内相談窓口・外部機関の正しい利用法
    • 記録(メモ・録音)の重要性
    • 相談したことで不利益な扱いはされない(不利益取扱いの禁止)