プロジェクトを成功に導く「PM(プロジェクトマネジメント)」の鉄則
納期遅れ、予算オーバー、仕様変更…。 トラブルだらけのプロジェクトを、計画通りに完遂させる。世界標準の知識体系(PMBOK)に学ぶ“段取り”の技術。
講座の背景と目的
「プロジェクトがいつもデスマーチ(過酷な労働状況)になる」「顧客の要望が二転三転して終わらない」。 新製品開発、システム導入、展示会出展など、期限とゴールが決まっている「プロジェクト型業務」は増える一方です。しかし、多くの現場では「勘と度胸」と「長時間労働」でなんとか乗り切っているのが実情ではないでしょうか。
本講座では、世界標準のプロジェクトマネジメント知識体系(PMBOK)のエッセンスを中小クリップ向けに噛み砕き、ゴール設定、スケジュール管理、リスク管理の実務を学びます。属人的な「頑張り」ではなく、科学的な「計画」でプロジェクトを成功に導くリーダーを育成します。
本講座の3つの特徴
1. 【WBS】作業の「抜け漏れ」をなくす
プロジェクト失敗の最大の原因は「やるべき作業の見落とし」です。 「WBS(Work Breakdown Structure:作業分解図)」を作成し、必要な作業をツリー状に漏れなく洗い出す手法を徹底します。作業を因数分解することで、精度の高い工数見積もりとスケジュール(ガントチャート)作成が可能になります。
2. 【リスク管理】「火消し」から「防火」へ
トラブルが起きてから対処する「火消し」は、通常の3倍の労力がかかります。 「技術的課題」「要員不足」「仕様変更」など、起こりうるリスクを事前に洗い出し(予防策)、起きた時にどうするか(対応策)を準備するリスクマネジメントの手法を学び、不測の事態に動じない計画を作ります。
3. 【調整力】QCDバランスでの交渉
顧客や上司からの「なる早で」「これも追加で」という無茶な要求に対し、Yesマンになってはいけません。 品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)はトレードオフの関係にあります。「納期を早めるならコストが上がる」「機能を追加するなら納期が伸びる」といったQCDのバランスを用いた、論理的な交渉力(ステークホルダー・マネジメント)を養います。
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受講後の成果(学習目標)
- 計画力: 「なんとなく」ではなく、WBSに基づいた根拠のある精度の高いプロジェクト計画書を作成できる。
- 進捗管理: 「進捗どう?」という曖昧な確認ではなく、ガントチャートを用いて遅れを早期に検知し、リカバリー策を打てる。
- 正常化: デスマーチ(炎上)を未然に防ぎ、メンバーが疲弊せず、かつ顧客満足度の高いプロジェクト運営ができる。
開催概要
- 対象者:
- プロジェクトマネージャー(PM)、プロジェクトリーダー(PL)
- システムエンジニア(SE)、開発担当者、製造現場のリーダー
- 「いつも納期ギリギリでバタバタしている」チーム
- 学習時間: 6時間(演習中心)
- 参考価格:
- 受講料目安(一般参加): 30,000円 ~ / 名(6名様から)
標準カリキュラム
- プロジェクトマネジメントとは(PMBOK入門)
- 定常業務とプロジェクト業務の違い
- 成功の定義(QCDのバランスとステークホルダー満足)
- プロジェクト憲章(ゴール)の定義
- 「何のために(目的)」「何を(成果物)」作るのか
- 曖昧なゴールが招く「仕様変更」の悲劇
- 【演習】WBS(作業分解図)とガントチャート作成
- タスクの洗い出しと構造化(付箋ワーク)
- 所要期間の見積もりとクリティカルパスの特定
- リスクの洗い出しと対応策
- リスクの「発生確率」と「影響度」のマトリクス評価
- 予防策(Prevent)と発生時対応(Contingency)
- 進捗会議の進め方とトラブル対応
- 遅れを取り戻すためのリカバリー策(クラッシング等)
- 炎上プロジェクトの立て直しシミュレーション