利益を生み出す「コストダウン」とムダ取りの経営戦略
売上を2倍にするのは至難の業ですが、利益を2倍にすることは可能です。 1円のムダを削ぎ落とし、筋肉質な経営体質へ。原材料高騰時代を生き抜く、攻めのコスト戦略。
講座の背景と目的
「原材料費も人件費も上がる一方だ」「値上げも限界があり、利益が圧迫されている」。 多くの企業がコストプッシュ型のインフレに苦しんでいます。この状況下において、コストダウンは単なる「守りの節約」ではなく、利益を確保するための最も確実な「攻めの経営戦略」です。
本講座では、製造現場やバックオフィスに潜む「見えないムダ(在庫、待機、過剰品質など)」を科学的に発見し、品質を一切落とさずにコストのみを削減する手法を学びます。精神論の「ケチケチ作戦」ではなく、仕組みで利益を残す筋肉質な体質改善を行います。
本講座の3つの特徴
1. 【発見】トヨタ式「7つのムダ」の適用
コストダウンの第一歩は、ムダの定義です。 トヨタ生産方式における「7つのムダ(作りすぎ、手待ち、運搬、加工、在庫、動作、不良)」のフレームワークを自社業務に当てはめ、これまで「仕事」だと思っていた作業の中に潜む「宝の山(削減余地)」を顕在化させます。
2. 【分析】損益分岐点を下げる構造改革
「変動費(材料・外注費)」と「固定費(人件費・家賃)」では、削減のアプローチが異なります。 費目別にコスト構造を分解し、損益分岐点を引き下げるための具体策を検討します。特に聖域になりがちな「外注費」や「エネルギーコスト」の適正化にメスを入れます。
3. 【投資】「縮小均衡」に陥らない
コストダウンとは、ただ出費を減らすことではありません。 「自動化設備を導入して人件費を下げる」「システムを入れてペーパーレス化する」など、リターン(ROI)が見込める分野には積極的に投資を行い、トータルコストを下げるという経営判断の基準(投資対効果)を学びます。
受講後の成果(学習目標)
- 利益最大化: 「売上10%増」と「コスト10%減」の利益インパクトの違いを理解し、全社的なコスト削減ターゲットを明確にできる。
- 体質改善: 現場の社員に「コスト意識=利益意識」を植え付け、日々の業務から自律的にムダを排除する文化が定着する。
- 構造把握: 自社のコストドライバー(何にお金がかかっているか)を正確に把握し、優先順位をつけて対策を打てるようになる。
開催概要
- 対象者:
- 中小企業経営者、工場長、CFO(最高財務責任者)
- 原材料高騰により、利益率が急激に悪化している企業
- 「コスト削減」の号令をかけても、現場が動かないと悩む経営者
- 学習時間: 6時間(1日コース)
- 参考価格:
- 受講料目安(一般参加): 40,000円 ~ / 名(5名様以上)
標準カリキュラム
- 売上増より確実な「コストダウン」のインパクト
- 営業利益率5%の会社が、利益を倍にするには?
- インフレ時代における「値上げ」と「コストダウン」の両輪経営
- 現場に潜む「7つのムダ」の見つけ方
- その動きは「付加価値」を生んでいるか?
- 在庫は「金利」と「スペース」を食う最大のムダ
- 変動費・固定費の削減アプローチ
- 材料歩留まり(Yield)の改善と、外注単価の適正化
- バックオフィスの固定費削減(DXによる業務効率化)
- 【ワーク】自社のコスト構造分析と削減プラン
- 決算書から「削減ポテンシャル」を算出する
- 投資対効果(ROI)に基づいた自動化・省人化の検討
- 現場のモチベーションを下げないコスト削減
- 「コストカット=悪」ではない
- 浮いたコストを社員に還元する仕組みづくり