曖昧な指示をなくす!思考を言葉にする「言語化力」トレーニング
「あれ」「それ」「いい感じで」は、もう禁止です。 「言わなくても分かる」は通用しない。頭の中のイメージを正確な言葉にし、誤解のない指示を出す技術。
講座の背景と目的
「指示した通りに部下が動かない」「『そういう意味じゃなかった』という手戻りが頻発する」。 これらの原因の多くは、受け手(部下)の理解力ではなく、送り手(上司)の「言語化力不足」にあります。テレワークの普及やハラスメント意識の高まりにより、「背中で語る」「阿吽の呼吸」といったハイコンテクストなコミュニケーションは通用しなくなりました。
本講座では、自分の思考を解像度高く言葉にする「言語化力」を鍛えます。感覚的な言葉を具体的な数値や固有名詞に置き換え、誰が聞いても同じ映像が浮かび、同じ行動が取れる「再現性の高い指示出し」ができるリーダーを育成します。
本講座の3つの特徴
1. 【具体化】「解像度」を上げる
「早めにやって」は1時間後なのか、明日中なのか? 「丁寧に対応して」は笑顔なのか、資料の正確さなのか? 曖昧な言葉(ビッグワード)は、部下を迷わせる元凶です。これらを5W1Hや数値を用いて具体化(解像度アップ)する癖をつけ、「誰が聞いても一つの意味にしかならない言葉」を選ぶ技術を学びます。
2. 【語彙力】ニュアンスを操る
「ヤバい」「すごい」だけで会話していませんか? 思考の深さは、言葉の数に比例します。状況や感情を的確に表現するための「語彙(ボキャブラリー)」の引き出しを増やし、微妙なニュアンスの違いを使い分けることで、ミスコミュニケーションを防ぎます。
3. 【要約力】一言で本質を突く
ダラダラと長く話すのは、思考が整理されていない証拠です。 伝えたい情報の優先順位を整理し、結論から話す(PREP法)だけでなく、「つまり一言で言うと〇〇だ」と本質をキャッチコピーのように要約する力を養います。会議での発言力や説得力が劇的に向上します。
受講後の成果(学習目標)
- 生産性向上: 指示の曖昧さがなくなるため、部下の「迷う時間」や「やり直し(手戻り)」がなくなり、チーム全体の業務効率が上がる。
- 信頼構築: 自分の考えを的確に言葉にできるため、「この人の言うことは分かりやすい」という信頼感が生まれる。
- 思考整理: 言語化プロセスを通じて、自分自身のモヤモヤした思考が整理され、意思決定のスピードが上がる。
開催概要
- 対象者:
- 管理職、チームリーダー
- 「あれ」「それ」などの指示語や、感覚的な言葉が多い方
- 部下に指示を出した後、「質問ありますか?」と聞いても沈黙されてしまう方
- 学習時間: 5時間(半日コース)
- 参考価格:
- 受講料目安(一般参加): 20,000円 ~ / 名(6名様から)
標準カリキュラム
- なぜ「伝わらない」のか(言葉の解像度が低い)
- 「以心伝心」の崩壊と、ローコンテクスト文化への移行
- 伝わらない責任は100%「話し手」にある
- 曖昧語を排除する「具体化」トレーニング
- ビッグワード(形容詞・副詞)を「数値」と「固有名詞」に変換する
- 期限、品質、数量の定義(Definition of Done)
- 情報を整理し、一言でまとめる「要約」トレーニング
- 30秒で報告する「エレベーター・トーク」の実践
- 情報を捨てる勇気を持つ(要約とは捨てること)
- 【演習】言葉だけで伝える「記述ワーク」
- 写真や図形を見て、言葉だけで相手に描かせるゲーム
- 自分の「当たり前」が相手には「未知」であることを体感する
- 部下が動ける「明確な指示」の出し方
- 指示出しのチェックリスト(目的・期限・手段・報告頻度)
- 復唱確認(バックトラッキング)による認識合わせ